【マンションの地震保険】入らないと損?実は知られていない加入の落とし穴と本当に必要な理由
マンションに住んでいる方の多くが、一度は考える「地震保険って本当に必要なの?」という疑問。
火災保険だけでは足りないと聞いたけど、実際に何がどこまで補償されるのか、いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、地震保険 マンションに関する知識を、具体例や加入時の注意点を交えて、わかりやすく解説します。
万が一のとき「入っておけばよかった…」と後悔しないために、ぜひチェックしてみてください。
地震保険とは?基本の仕組みをおさらい
地震保険は、火災保険とは別に付帯することで、地震・噴火・津波による損害を補償してくれる保険です。
火災保険だけでは、たとえ火災が起きても**「原因が地震だった場合」は一切補償されない**のが基本ルール。つまり、火災保険単体では地震には対応できません。
マンションと戸建て、補償の違いはある?
結論から言うと、地震保険の基本的な仕組みはマンションでも戸建てでも同じです。ただし、マンション特有のポイントがあります。
◯ 専有部分と共用部分は別物
マンションは大きく分けて2つの構造から成り立っています。
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専有部分(室内):自分で加入する地震保険で守る範囲
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共用部分(廊下・外壁・エレベーターなど):管理組合が保険加入しているか確認が必要
この「共用部分の保険加入有無」を知らずにいると、災害後のトラブルにつながることも。事前に管理組合に確認しておくのが安心です。
マンションに地震保険が必要な理由
◎ 理由①:建物は頑丈でも中身は守られない
鉄筋コンクリートで耐震性が高いマンションでも、家具の転倒やガラスの破損、壁の亀裂など室内の損害は免れない可能性があります。
→ これらは地震保険の対象になることが多いため、室内への補償があるかどうかが重要です。
◎ 理由②:再建より「修繕」にお金がかかる
マンションは一戸建てと違い、「全壊=再建」ではなく、一部損壊でも住めない状態になり、修繕費が高額になることがあります。
→ 自分の住戸が大丈夫でも、建物全体の損傷により長期間住めなくなるリスクも。
地震保険の補償範囲と金額の目安
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補償対象:建物(専有部分)、家財(家電・家具など)
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保険金の上限:火災保険の最大50%まで(例:火災保険2,000万円 → 地震保険1,000万円まで)
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支払いは被害の程度により区分(全損、大半損、小半損、一部損)
家財にも保険をかけておくと、テレビ、冷蔵庫、ベッド、パソコンなどの買い直し費用をカバーできるので安心です。
よくある誤解と注意点
❌「マンションなら管理組合が保険に入ってるでしょ?」
→ 共用部分のみが対象です。専有部分と家財は個人で加入しないと補償されません。
❌「火災保険に入ってるから大丈夫」
→ 地震による火災は地震保険がなければ対象外です。
❌「ローン完済済みだから保険はいらない」
→ 自由に使える住まいが突然使えなくなった場合、仮住まいや修繕費の工面が必要になります。
保険料の相場とお得に備える方法
保険料は地域の地震リスクや建物構造により異なります。耐震性能が高いマンションほど保険料は抑えられる傾向があります。
また、多くの保険会社で**「長期契約割引」や「免震・耐震割引」**が適用されます。賃貸でも持ち家でも、まずは見積もりを比較するのがおすすめです。
まとめ|「もしも」に備える、今が最適なタイミング
地震がいつ起こるかは予測できませんが、備えは今すぐにでも始められます。
特にマンション住まいの方は、専有部分や家財に対して地震保険を備えておくことで、被災後の生活再建がスムーズになります。
「入っておけばよかった」では遅いのが保険。
安心と暮らしを守るために、地震保険をしっかり見直してみませんか?