【必読】青色申告帳簿をつけてない場合どうなる?今からできる対策まとめ
「青色申告にしたけど、帳簿をつけてない…!」
そんな状況に心当たりはありませんか?
青色申告は、正しく帳簿を管理することで税金の優遇を受けられる制度ですが、もし青色申告帳簿をつけてない場合、どうなるのでしょうか?この記事では、つけてないときのリスクと、今からできる具体的な対策をわかりやすく解説していきます!
【目次】
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そもそも青色申告に必要な帳簿とは?
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青色申告帳簿をつけてないとどうなる?
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今からでも間に合う!対策方法
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青色申告を維持するためのポイント
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まとめ
1. そもそも青色申告に必要な帳簿とは?
まず、青色申告をする場合、帳簿の作成は必須です。
具体的には次の2種類の記帳方法があります。
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簡易簿記(現金出納帳、売掛帳、経費帳など)
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複式簿記(仕訳帳、総勘定元帳など)
一般的に「青色申告特別控除65万円」を受けるには、複式簿記による帳簿作成と電子申告が必要です。一方で、簡易簿記なら控除額は10万円になります。
帳簿作成は、単なるメモ書きではダメで、一定のルールに沿ってまとめることが求められています。
2. 青色申告帳簿をつけてないとどうなる?
帳簿をつけていない、または帳簿が不十分な場合、次のようなリスクがあります。
① 青色申告特別控除が受けられない
最大65万円(もしくは10万円)の控除が受けられなくなり、所得税が高くなります。
② 青色申告承認の取り消し
税務署から「適正な記帳がされていない」と判断されると、青色申告の承認自体が取り消される可能性もあります。
③ 税務調査リスクの増加
帳簿がないと、売上や経費を証明できず、不正を疑われやすくなります。その結果、税務調査の対象になりやすいといわれています。
3. 今からでも間に合う!対策方法
「もう帳簿つけてないけど、どうすればいいの?」
そんな方に向けて、今できる対策をまとめました!
ステップ1:領収書・請求書・通帳を集める
まずは手元にある取引記録をかき集めましょう。領収書、請求書、銀行取引履歴、クレジットカード明細など、なんでもOKです。
ステップ2:取引の一覧表を作成する
集めた資料をもとに、日付順に「いつ」「誰と」「いくら」「何の取引」を記録していきます。エクセルなどの表計算ソフトを使うとラクです。
ステップ3:簡易簿記でまとめる
時間がない場合は、まず簡易簿記レベルでOK。収入と支出を記録して、合計を計算しましょう。
ステップ4:確定申告書類を作成する
帳簿がある程度そろったら、確定申告書を作成します。会計ソフトを使うと、初心者でもスムーズに進められます。
【ワンポイント】
市販の「青色申告会計ソフト」や「無料アプリ」を使うと、帳簿づけも申告書作成も一気に楽になります。
4. 青色申告を維持するためのポイント
これから先、青色申告をスムーズに続けるために大切なポイントも押さえておきましょう!
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毎月こまめに記帳する
溜めると大変なので、月に1回はまとめて記帳しましょう。 -
領収書・レシートは必ず保存する
どんな小さな支出でも、後で証明に使えます。 -
会計ソフトを活用する
初心者向けのソフトも豊富で、自動で仕訳までしてくれます。 -
わからない部分は税理士や税務署に相談する
一人で悩まず、プロに相談するのも早道です。
5. まとめ
「青色申告帳簿 つけてない」場合でも、今から行動すればまだ間に合います!
ポイントは、
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領収書・取引履歴を集める
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簡易簿記でまとめる
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会計ソフトや表計算ソフトを活用する
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これからはコツコツ記帳する
焦らずに一つずつ進めていけば大丈夫です。
今年の確定申告を乗り切るためにも、今すぐ動き始めましょう!