もう枯らさない!観葉植物の種類別、適切な水やり量とタイミング


「毎日水をあげているのに元気がない…」「うっかり水をやり忘れてしまった…」

観葉植物を育てる中で、水やりは最も悩むポイントの一つではないでしょうか。

水をあげすぎると根腐れの原因になり、不足すると枯れてしまう…。

実は、観葉植物の水やりは「どれくらい与えるか」よりも、「その植物に合った量とタイミング」が重要です。今回は、観葉植物をタイプ別に分け、適切な水やり量とタイミングを徹底解説します。


1. 熱帯・亜熱帯原産の植物(例:モンステラ、ウンベラータ、ガジュマル)

これらの植物は、高温多湿の環境を好みます。葉が大きく、水をたくさん吸収するため、こまめな水やりが必要です。

  • 水やりのタイミング:

    土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。指を土の中に2〜3cm入れてみて、乾いているかどうかを確認するのが確実です。

    葉っぱが少しだけしおれたり、垂れ下がってきたりするのも、水が足りないサインです。

  • 適切な水やり量:

    鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと与えます。鉢皿に溜まった水は、根腐れの原因になるので必ず捨てましょう。

【ポイント】

乾燥しやすい夏場は、土が乾くペースが速くなるので、水やりの頻度を増やします。冬場は成長が鈍くなるため、水やりの回数を減らし、土が完全に乾いてから数日後に与える程度で十分です。


2. 乾燥地帯原産の植物(例:サボテン、多肉植物)

これらの植物は、葉や茎に水を蓄えることができるため、乾燥にとても強いのが特徴です。

  • 水やりのタイミング:

    土が完全に乾いてから、さらに数日置いてから与えます。鉢の重さが軽くなったと感じたら、水やりのタイミングです。

    「毎日少しずつ」ではなく、「一度にたっぷり、間隔を空ける」のが鉄則です。

  • 適切な水やり量:

    鉢底から水が流れ出るまで、しっかりと与えます。その後、土の中の水分が完全に乾くまで、次の水やりは我慢しましょう。

【ポイント】

特に冬場はほとんど水を必要としません。月に1〜2回、ごく少量を与えるか、断水する(水を与えない)こともあります。


3. シダ植物やラン科の植物(例:アスパラガス、着生ラン)

これらの植物は、湿度の高い環境を好みます。土が常に湿っている必要はありませんが、乾燥しすぎないように注意が必要です。

  • 水やりのタイミング:

    土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。

    葉水(葉っぱに霧吹きで水をかけること)を毎日行うことで、湿度を保ち、イキイキとした状態をキープできます。

  • 適切な水やり量:

    鉢底から水が出るまでたっぷりと与え、余分な水は捨てます。

【ポイント】

冬場は暖房などで空気が乾燥しやすいため、水やりは控えめにしつつ、葉水はこまめに行いましょう。


まとめ

観葉植物の水やりは、その植物がもともとどんな環境で育っていたかを知ることが一番のヒントになります。

「なんとなく」ではなく、鉢の土の状態や植物の様子をしっかり観察して、適切な量とタイミングで水を与えてあげましょう。

愛情を込めて育てれば、植物はきっとイキイキと応えてくれます。

この記事が、あなたのグリーンライフを豊かにするお手伝いになれば嬉しいです。

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