もう枯らさない!パキラの葉焼け対策と元気に育てる成長記録のコツ
観葉植物の中でも、育てやすさと美しい姿で人気のパキラ。
でも、「気がついたら葉っぱが茶色く変色している…」「元気がなくなってきた…」といった経験はありませんか?その原因、もしかしたら「葉焼け」かもしれません。
葉焼けは、パキラが枯れてしまう大きな原因の一つです。しかし、原因と対策を知っておけば、美しく健康な状態を保つことができます。今回は、パキラの葉焼けを防ぐ方法と、成長を楽しく見守るための記録のコツをご紹介します。
1. なぜパキラは「葉焼け」するの?原因と症状を知ろう
パキラは日当たりを好む植物ですが、実は強い直射日光は苦手です。
葉焼けの主な原因
- 強い直射日光:夏の窓際や西日が当たる場所など、強い光が長時間当たると、葉の水分が蒸発しすぎてしまい、葉焼けを起こします。これは、人間が日焼けするのと同じような状態です。 
- 急激な環境変化:今まで室内で育っていたパキラを、いきなり屋外や日当たりの良い窓際に移動させると、環境の変化に体がついていけず、葉焼けしやすくなります。 
葉焼けの症状
葉の表面に、茶色や白っぽいシミや斑点ができます。ひどい場合は、葉全体がパリパリになって枯れてしまいます。一度葉焼けした部分は元に戻ることはありません。
2. 葉焼けを未然に防ぐための3つの対策
大切なパキラを葉焼けから守るために、以下の3つの対策を実践しましょう。
対策①:置き場所を見直す
- 基本はレースのカーテン越し:直射日光が当たらない、明るい場所が理想的です。特に夏の強い日差しが当たる時間帯(午前10時〜午後3時頃)は、レースのカーテンで光を遮ってあげましょう。 
- 急な移動は避ける:置き場所を変える際は、徐々に明るい場所に慣らしていくようにします。いきなり真夏の屋外に出すのはNGです。 
対策②:水やりの方法を工夫する
- 葉に水をかけすぎない:葉に水滴がついた状態で強い光が当たると、水滴がレンズの役割を果たし、葉焼けを起こしやすくなります。葉水(霧吹き)を行う際は、朝か夕方の涼しい時間帯に行い、葉に水分が残らないようにしましょう。 
対策③:風通しを良くする
- 蒸れを防ぐ:風通しが悪いと、鉢の中が蒸れて根腐れの原因になります。サーキュレーターや扇風機を使って、鉢の周りの空気を循環させてあげましょう。風通しを良くすることで、病害虫の予防にもつながります。 
3. パキラの成長を楽しく見守る「成長記録」のつけ方
パキラの成長を記録することで、水やりのタイミングや置き場所の調整に役立ち、より愛着がわきます。
記録のコツ
- 日付と写真:スマートフォンで定期的に同じ角度から写真を撮り、日付を記録しておきましょう。新しい葉が出てきた、幹が太くなったなど、日々の変化がひと目でわかります。 
- 水やりの日をメモ:カレンダーやノートに水やりの日を記録しておくと、「前回いつ水をあげたかな?」と迷うことがなくなります。季節ごとの水やり頻度の違いも把握できます。 
- 気づいたことをメモ:「葉の色が薄くなってきた」「新しい芽が出てきた」など、観察して気づいたことを自由に書き留めておきましょう。 
この記録を見返すと、パキラがどれだけ成長したかを実感でき、次のケアに活かすことができます。
まとめ
パキラの葉焼けは、ちょっとした気遣いで防ぐことができます。
- 直射日光を避ける 
- 急な環境変化はさせない 
- 風通しを良くする 
これらのポイントを押さえて、ぜひご自宅のパキラを健康に育ててみてください。
 
     
 
      