鉢の大きさによる水やり量の目安
観葉植物や鉢植えを育てる際、鉢の大きさによって適切な水やり量は大きく変わります。水をやりすぎると根腐れ、少なすぎると乾燥で葉が枯れるため、鉢のサイズごとの目安を知っておくことはとても重要です。
1. 小さい鉢(直径10〜15cm程度)
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水やり量の目安:50〜100ml
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特徴:土の量が少ないため、乾燥しやすく水がすぐに土全体に行き渡ります
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ポイント:少量ずつ、表面が乾いたら与える。鉢底に水が残らないよう注意。
2. 中くらいの鉢(直径15〜20cm程度)
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水やり量の目安:150〜250ml
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特徴:土がやや多いため、根全体に水を行き渡らせるにはやや多めが必要
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ポイント:土の表面が乾いてから与える。根元全体に行き渡るよう、均等に水をかける。
3. 大きめの鉢(直径20〜25cm程度)
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水やり量の目安:300〜500ml
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特徴:土量が多く、乾きにくい。根が深いため、深部まで水が届くことが重要
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ポイント:水を一度に与えすぎず、数回に分けて与えると根腐れ予防になる。
4. 特大鉢(直径30cm以上)
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水やり量の目安:500〜1000ml
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特徴:大型植物向き。土の量が多く根も広範囲のため、全体に水を行き渡らせる必要あり
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ポイント:水を複数回に分けて与え、鉢底から余分な水が排出されるのを確認する。
5. 水やり量を決める際の共通ポイント
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土の湿り具合を確認:鉢の大きさに関係なく、表面が乾いてから水を与える
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鉢底の穴から少し水が出る量を目安にする
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季節や室内環境に応じて調整:夏は多め、冬は少なめ
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鉢の材質にも注意:素焼き鉢は水分が蒸発しやすく、プラスチック鉢は水分保持が高い
まとめ
鉢のサイズごとに水やり量を目安にすることで、根腐れや乾燥を防ぎ、観葉植物を健康に育てやすくなります。ポイントは、鉢の大きさだけでなく、土の状態や季節も合わせて判断することです。