「どこから切ればいいの?」フィカス・ベンジャミナの正しい剪定と育て方
「家に迎えたフィカス・ベンジャミナ、なんだか枝が伸び放題…」
「どうやってお手入れすればいいのか分からない…」
観葉植物の中でも特に人気の高いフィカス・ベンジャミナ。
その美しい樹形と光沢のある葉は、お部屋の雰囲気をグッとアップさせてくれますよね。
しかし、成長が早いので「どこから切ればいいの?」と、剪定に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、フィカス・ベンジャミナを健康で美しい姿に保つための正しい剪定方法と、日々の基本的な育て方について、わかりやすく解説します。
これだけは押さえたい!正しい剪定の仕方
剪定は、植物の形を整えるだけでなく、風通しを良くして病害虫の予防にもなる、とても大切な作業です。
1. 剪定の時期はいつ?
最適な時期: 5月〜9月頃
ベンジャミナは暖かい時期に活発に成長します。この時期に剪定することで、切った後もすぐに新しい芽が出てきてくれます。
寒い時期の剪定は、植物に負担がかかるので避けましょう。
2. どこを切ればいいの?
ポイント1:込み合った枝を間引く
葉が密集している部分の枝を根元から切り落とし、風通しを良くしましょう。
ポイント2:全体のバランスを整える
全体を見て、長く伸びすぎた枝や、樹形からはみ出している枝を、理想の形をイメージしながら切り戻します。
ポイント3:新しい芽の上で切る
枝を切る際は、葉の付け根にある**「新しい芽(葉芽)」**の少し上(約5mm)で切りましょう。新しい枝がその芽から伸びてきます。
【注意】
剪定すると、白い樹液が出てきます。この樹液はかぶれることがあるので、手袋を着用するか、すぐに洗い流しましょう。
失敗しない!日々の基本的な育て方
剪定と合わせて、日々の管理も大切です。
1. 置き場所
明るい場所: ベンジャミナは日当たりを好みます。窓際など、明るい場所に置いてあげましょう。
直射日光は避ける: ただし、真夏の強すぎる直射日光は葉焼けの原因になります。レースカーテン越しの光が理想的です。
寒さに弱い: 冬場は室内の暖かい場所に置き、10℃以下にならないように注意しましょう。
2. 水やり
春〜秋: 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えましょう。
冬: 成長が緩やかになるため、水やりの回数を減らします。土の表面が乾いてから2〜3日後を目安に水を与えましょう。
受け皿に水を溜めない: 根腐れの原因になるので、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。
3. 葉水
乾燥を防ぐ: 葉の乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫予防になります。霧吹きで葉全体に水をかける「葉水(はみず)」を、年間を通して行うのがおすすめです。
まとめ
フィカス・ベンジャミナは、正しいお手入れをすれば、どんどん大きくなり、より美しい姿を見せてくれます。
「どこから切ればいいの?」という不安も、今回ご紹介した方法を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。
あなただけの美しいベンジャミナを育てて、お部屋に癒しの空間を作りませんか?