観葉植物によく発生する害虫と見分け方ガイド
観葉植物を育てていると、葉や茎に小さな虫や異常が発生することがあります。早期に発見して対策をとることが、健康な植物を保つポイントです。
この記事では、観葉植物によく見られる害虫の種類と見分け方を詳しく紹介します。
1. アブラムシ(アブラムシ科)
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特徴:体長1〜3mmの小さな虫、緑・黒・赤など色は種類による
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発生場所:新芽や葉の裏
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被害:葉が変形、株が弱る、ベタつく樹液が出る
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見分け方:葉の裏をよく見て、動く小さな虫やベタつきのある樹液がないか確認
2. ハダニ(ダニ類)
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特徴:肉眼で見えにくく、葉に白い小さな斑点が出る
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発生場所:葉の表裏、特に乾燥した環境で増える
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被害:葉が黄色くなり、乾燥して落葉する
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見分け方:葉の裏をルーペで確認、風に吹かれて小さな点が動くのがハダニ
3. コナカイガラムシ(カイガラムシ科)
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特徴:白や茶色の粉状・殻状の小さな塊
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発生場所:葉や茎、特に葉の付け根
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被害:葉が黄色くなる、樹液でベタつく
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見分け方:触ると硬く、動かない小さな殻の塊を確認
4. カイガラムシ(ワタカイガラムシ)
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特徴:白い綿状の固まりに見える
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発生場所:葉・茎の付け根
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被害:葉が黄色くなり落ちやすい
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見分け方:綿のような白い塊がないか観察
5. ヨトウムシ・イモムシ類
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特徴:緑色や茶色の小さな幼虫
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発生場所:葉や茎
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被害:葉を食べて穴があく、成長が阻害される
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見分け方:葉の食べ痕やフンを確認、夜間に活発に動くことが多い
6. 害虫チェックのポイント
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葉の表裏をこまめに観察
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葉や茎にベタつき・斑点・変色がないか確認
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土の表面もチェック(小さな虫が潜むことがある)
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新芽や成長点は特に要注意
まとめ
観葉植物の害虫は種類ごとに特徴があり、早期発見が被害を最小限に抑えるポイントです。
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アブラムシ:新芽や葉裏、ベタつきで確認
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ハダニ:葉の斑点、乾燥環境で増加
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コナカイガラムシ:殻状の塊で葉や茎に発生
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カイガラムシ:綿状の白い塊
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イモムシ類:葉の穴やフンで確認
こまめに観察し、異常を見つけたら早めに対策することで、健康な観葉植物を保つことができます。