パナップは販売終了したって本当?なぜ誤解されたのか、その背景と歴史を徹底解説
「パナップが最近お店で見当たらない気がする……もしかして販売終了?」
「昔食べたパナップと今のパナップ、なんだか違う気がするけれど気のせい?」
ロングセラーのアイスクリーム「パナップ(panapp)」。実は、ネット上などで「販売終了」という噂が流れることがありますが、パナップは現在も元気に販売されています。
では、なぜ販売終了という誤解が生まれてしまったのでしょうか。そこには、パナップが歩んできた劇的な「進化」と「リニューアルの歴史」が深く関わっています。
1. 「パナップ販売終了」の誤解が生まれた3つの理由
パナップがなくなったと勘違いされてしまう背景には、いくつかの大きな変化がありました。
縦型ソースから「ミルフィーユ状」への大幅リニューアル
最大の理由は、2010年頃に行われた形状の変更です。発売当初のパナップは、長いバニラアイスの中に**「縦に長いソースの柱」が入っているのが特徴でした。しかし、リニューアルによって、パリパリとしたチョコとフルーツソースを層状に重ねた「ミルフィーユ構造」**へと進化しました。
この「昔の形」がなくなったことで、「あのパナップは終わってしまったんだ」と誤解したファンが多かったようです。
取り扱い店舗の変化
アイスクリーム市場は非常に競争が激しく、新作が次々と登場します。コンビニやスーパーの棚割り(商品の入れ替え)によっては、一時的にパナップが並ばない時期や店舗が発生します。そのタイミングで探していた人が「どこにもない=販売終了」と思い込んでしまったケースも考えられます。
特定フレーバーの終売
パナップには期間限定のフレーバーや、過去に販売されていた特定の味が多数あります。お気に入りだった特定の味が店頭から消えた際、製品全体が終了したと誤解されることがあります。
2. パナップの歴史と進化:1978年の誕生から現在まで
パナップは、グリコ(江崎グリコ)が1978年に発売した歴史あるブランドです。
誕生:パフェのようなアイス
名前の由来は「パフェ」と「カップ」を組み合わせた造語。当時、家でも手軽にパフェのような贅沢感を味わえるようにと、縦に長い独特なカップ形状で登場しました。
第2世代:パリパリ食感の追加
2010年代に入ると、ただのソースから「パリパリ食感のチョコ」を層にするスタイルへと移行。これにより、最後まで食感に変化がある現代的なデザートへと生まれ変わりました。
第3世代:スマイルパナップの登場
近年では、ソースの形が「ニコニコマーク(スマイル)」になっているものが隠れキャラとして登場し、SNSを中心に「かわいい!」と再び大きな注目を集めました。
3. 現在のパナップ:どこで買える?種類は?
現在、パナップは以下の形で展開されています。
レギュラーサイズ: スーパーやコンビニで販売されている、満足感のある縦型カップ。
マルチパック: 少し小さめのサイズが複数入ったファミリーパック。
主なフレーバー: グレープ、いちご、国産メロンなど、フルーツの瑞々しさを活かしたラインナップが中心です。
4. 懐かしの「あの形」はもう食べられないの?
実は、ファンの熱い要望に応えて、過去には「縦型ソース」の復刻版や、ソースのボリュームを増やした特別仕様が発売されることもあります。現在のミルフィーユ状のものも美味しいですが、初期の「ソースを掘り進める感覚」を懐かしむ声は今も絶えません。
5. まとめ:パナップは今も「進化」の途中
「パナップは販売終了した」という噂は、大幅なリニューアルによる見た目の変化と、ファンの懐かしさが生んだ誤解でした。
パナップは今も現役で販売中!
ミルフィーユ構造など、時代に合わせて食感が進化している
スマイルパナップなど、遊び心のある仕掛けも健在
もし最近食べていないなと思ったら、ぜひ冷凍食品コーナーを覗いてみてください。新しくなったパナップの美味しさに、きっとまた夢中になるはずです。
今のパナップの「スマイルマーク」が出る確率や、レアな表情の種類について詳しくチェックしてみますか?