大きな観葉植物でお部屋を格上げ!おしゃれに配置するプロのテクニックと失敗しないコツ
「リビングがなんだか物足りない、垢抜けない……」
「大きな観葉植物に憧れるけれど、どこに置けばいいのか分からない」
「せっかく買ったのに、すぐ枯らしてしまったらどうしよう」
部屋の中に一つあるだけで、空間をパッと華やかにし、心に癒やしを与えてくれる「大きな観葉植物(大型グリーン)」。雑誌やSNSで見かけるおしゃれなインテリアには、必ずと言っていいほど存在感のあるシンボルツリーが飾られていますよね。
しかし、いざ自分の家に迎えようとすると、置き場所やコーディネートの仕方に悩んでしまうものです。実は、大きな植物をおしゃれに見せるには、いくつかの**「黄金のルール」**があります。
この記事では、インテリアのプロも実践している、大きな観葉植物をセンス良く配置するポイントを詳しく解説します。あなたの部屋を理想の癒やし空間に変えるヒントを、一緒に見つけていきましょう。
1. なぜ「大きな植物」がインテリアに必要なのか?
小さな鉢植えをたくさん並べるのも可愛いですが、大きな植物にはそれだけで空間を劇的に変える力があります。
フォーカルポイント(視線が集中する場所)の形成: 部屋に入った瞬間に目を引く場所ができることで、空間にメリハリが生まれます。
奥行きと高さの演出: 家具はどうしても低い位置に集まりがちです。背の高い植物を置くことで、視線が上に誘導され、天井を高く見せる効果があります。
空気清浄と調湿効果: 葉面積の大きい大型植物は、天然の空気清浄機。蒸散作用によってお部屋の湿度を適切に保ち、リラックス効果を高めます。
2. おしゃれに見せる配置の「黄金ルール」
大きな観葉植物をただ置くのではなく、以下のポイントを意識するだけで一気に「プロっぽく」なります。
① 「角(コーナー)」を埋める
部屋の四隅(コーナー)は、デッドスペースになりがちで「影」が溜まりやすい場所です。ここに大きな植物を置くことで、部屋の角の圧迫感が消え、空間が柔らかく広がって見えます。
② 家具との「対比」を楽しむ
ソファやテレビボードなど、直線的なラインが多い家具の横に、曲線的な葉を持つ植物(ウンベラータやエバーフレッシュなど)を配置しましょう。素材感やラインの対比によって、お互いの良さが引き立ちます。
③ 「抜け感」を意識した窓際配置
大きな窓の横に置く際は、窓を完全に塞がないように配置するのがコツです。葉の間から光が漏れる(木漏れ日のような)状態を作ることで、部屋全体の明るさを損なわずに、奥行き感を演出できます。
3. 初心者でも失敗しない!「鉢」と「鉢カバー」の選び方
どんなにおしゃれな植物でも、プラスチックの簡易鉢のままでは台無しです。「鉢選び」は植物選びと同じくらい重要です。
インテリアのテイストに合わせる:
ナチュラル・北欧系:テラコッタや木製の鉢カバー
モダン・スタイリッシュ:コンクリート調やマットなブラック
和モダン:陶器製の落ち着いた色合い
素材の特性を知る:
陶器: 通気性が良く、植物に優しい。
プラスチック・樹脂: 軽くて移動が楽(大型植物には重要)。
ファイバークレイ: 陶器のような質感で軽く、割れにくい。
プロの裏技: 鉢カバーの中には少し「底上げ」をして植物を入れると、葉の高さが調整でき、よりスタイリッシュに見えます。
4. 植物を枯らさないための「置き場所」の注意点
おしゃれさも大切ですが、植物は「生き物」です。長く楽しむためには、環境への配慮が欠かせません。
採光条件を確認する
多くの大型植物は明るい場所を好みます。しかし、直射日光が当たりすぎると「葉焼け」を起こすことも。レースのカーテン越しに光が入る場所がベストです。
通風(風通し)を確保する
空気が滞ると病害虫が発生しやすくなります。エアコンの風が直接当たる場所は、乾燥を招き葉を傷めるので避けましょう。サーキュレーターを併用して、部屋の空気を優しく動かすのが理想的です。
水やりのタイミングを掴む
大型植物を枯らす原因の多くは「水のやりすぎによる根腐れ」です。表面の土が乾いてから、鉢底から水が出るまでたっぷりと。受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。
5. 初心者におすすめの「育てやすい」大型観葉植物3選
「何を置けばいいか分からない」という方へ、丈夫でどんなインテリアにも馴染む種類をご紹介します。
フィカス・ウンベラータ: ハート型の大きな葉が特徴。存在感抜群で、北欧インテリアの定番です。
パキラ: 「発財樹」とも呼ばれ、風水的にも人気。乾燥に強く、初心者でも非常に育てやすいです。
モンステラ: 独特の切り込みが入った葉がエキゾチック。耐陰性があり、少し暗い場所でも育ちます。
6. まとめ:グリーンのある暮らしで人生を豊かに
大きな観葉植物をおしゃれに置くポイントは、**「空間の余白を活かし、家具とのバランスを考え、植物の心地よさを優先する」**ことです。
一つ大きな植物があるだけで、朝起きてコーヒーを飲む時間や、夜にリラックスするひとときが驚くほど豊かになります。植物の成長を見守ることは、日々の小さな喜びとなり、暮らしに「潤い」をもたらしてくれます。
まずは、あなたの部屋で一番「ここが寂しいな」と思う場所に、一鉢のグリーンを置いてみませんか?その一歩から、あなただけの理想の癒やし空間が始まります。