メキシコの物価は安い?高い?最新の生活費目安と賢い節約術を徹底解説
「メキシコ旅行や移住を考えているけれど、最近の物価はどうなの?」
「円安の影響で、以前ほど安くないって本当?」
情熱の国メキシコ。タコスやテキーラ、美しいカリブ海のビーチなど魅力溢れる国ですが、いざ行くとなると気になるのが現地での支出ですよね。かつては「格安で贅沢ができる国」というイメージが強かったメキシコも、近年の世界的なインフレや為替の変動により、物価事情が少しずつ変化しています。
この記事では、メキシコの現在の物価事情を、食費・宿泊費・交通費などの項目別に詳しく解説します。観光客向けの相場だけでなく、現地で暮らすような長期滞在者(デジタルノマドや移住者)に役立つリアルな生活費の目安、そして支出を抑えつつ最大限に楽しむための具体的な対策まで、徹底的に深掘りしていきます。
メキシコの物価の現状:日本と比較してどう?
結論からお伝えすると、メキシコの物価は全体として日本よりはまだ安いものの、地域やライフスタイルによって大きな差があります。
特に、観光地として有名なカンクンやロスカボス、首都メキシコシティの高級エリア(ポランコ地区など)では、日本と同等、あるいはそれ以上のコストがかかることも珍しくありません。一方で、地方都市やローカルな市場を賢く利用すれば、日本での生活費の半分以下に抑えることも十分に可能です。
現在の物価感としては、以下の傾向があります。
食料品(野菜・果物・肉類)や公共交通機関は格安
外食はローカル店なら激安、観光客向けレストランは日本並み
家賃や宿泊費はエリアによる格差が非常に大きい
輸入家電やブランド品は日本より高い
それでは、具体的な項目ごとに詳しく見ていきましょう。
項目別に見るメキシコの物価目安
1. 食費:ローカルと観光客向けの差が顕著
メキシコは農業大国であるため、新鮮な食材は非常に安く手に入ります。
自炊派の場合
スーパーマーケットや地元の市場(メルカド)を利用すれば、食費は驚くほど抑えられます。特にトマト、タマネギ、アボカドなどの野菜や、バナナ、マンゴーなどのフルーツは日本の3分の1程度の価格で買えることもあります。
外食派の場合
屋台(タコスなど): 1個あたり約15〜30ペソ(約130円〜260円)。3つも食べればお腹いっぱいになります。
大衆食堂(フォンタ): 「Menu del dia」と呼ばれる日替わり定食が人気で、スープ、メイン、デザート、飲み物がついて100〜150ペソ(約870円〜1,300円)程度です。
中級以上のレストラン: 夕食で1人300〜600ペソ(約2,600円〜5,200円)以上。お酒を飲むとさらに高くなります。
2. 宿泊費・家賃:滞在スタイルで決まる
宿泊費は、旅の予算を左右する最大の要因です。
観光・短期滞在
格安ホステル: 1泊約300〜600ペソ(約2,600円〜5,200円)
中級ホテル: 1泊約1,200〜2,500ペソ(約10,000円〜22,000円)
高級リゾート(カンクン等): 1泊5,000ペソ(約44,000円)以上
長期滞在・移住(月極家賃)
メキシコシティやグアダラハラなどの都市部で1ベッドルームのマンションを借りる場合、月額10,000〜20,000ペソ(約87,000円〜174,000円)が目安です。地方の小都市であれば5,000ペソ(約43,000円)程度で見つかることもあります。
3. 交通費:公共機関は驚きの安さ
メキシコは公共交通機関が非常に発達しており、かつ低料金に据え置かれています。
地下鉄(メトロ): メキシコシティでは1乗車一律5ペソ(約45円)。
路線バス: 市内走行で約6〜10ペソ(約50円〜90円)。
配車アプリ(Uber / DiDi): 治安の面からも推奨される移動手段です。初乗りは30〜50ペソ(約260円〜440円)程度で、日本より格段に安く利用できます。
長距離バス(ADO等): 設備が非常に豪華(トイレ、リクライニングシート付)で、都市間移動も快適です。
メキシコで支出を抑えるための具体的な対策
「安いつもりで行ったのに、意外と出費がかさんだ……」という事態を避けるために、以下のポイントを意識してみましょう。
1. 「観光客価格」を避ける
観光スポットのすぐそばにあるレストランやショップは、現地の物価の2〜3倍に設定されていることが多いです。数ブロック歩いて、地元の人が集まっているお店(繁盛しているローカル店)を選ぶだけで、支出を大幅にカットできます。
2. 配車アプリをフル活用する
流しのタクシーは料金交渉が必要だったり、ボッタクリの被害に遭ったりするリスクがあります。UberやDiDiなどの配車アプリなら、事前に料金が確定し、自動決済されるため安心です。しかも、日本のタクシーと比較にならないほど安価です。
3. チップの相場を把握する
メキシコはチップ文化がある国です。
レストラン: 合計金額の10〜15%が標準。
屋台やスーパーの袋詰め係: 小銭(5〜10ペソ程度)を渡すのがマナーです。
過剰に渡しすぎる必要はありませんが、全く払わないのもマナー違反となるため、適切な金額をスマートに渡せるよう準備しておきましょう。
4. 医療保険への加入は必須
メキシコの物価は安いですが、医療費だけは別格です。特に私立病院を利用する場合、無保険だと数百万円単位の請求が来ることもあります。必ずクレジットカード付帯の保険や、民間の海外旅行保険に加入しておきましょう。
都市別の物価・生活コスト比較
滞在先によって、必要な予算は大きく変わります。
| 都市名 | 物価の特徴 | 向いている人 |
| メキシコシティ | エリアにより差が激しい。生活利便性は最高。 | 都会派、デジタルノマド |
| カンクン | 観光地価格で最も高い。米ドルが通用する場所も多い。 | リゾートを満喫したい人 |
| オアハカ | 食費や民芸品が安く、文化的な魅力が強い。 | グルメ、長期滞在者 |
| グアナファト | 学生街のため比較的リーズナブルで治安も良好。 | 落ち着いて滞在したい人 |
まとめ:メキシコは「メリハリ」次第で最高の高コスパ国になる
メキシコの物価は、かつての「激安」から「質に見合った価格」へと移行しつつあります。しかし、日本と比較すれば依然として生活費を抑えられる魅力的な場所であることに変わりはありません。
「安く済ませる部分はローカルを楽しみ、贅沢したいときには一流のサービスを」というように、支出にメリハリをつけることが、メキシコ滞在を成功させる秘訣です。現地の物価変動や為替レートを考慮しつつ、賢く予算を立てて、素晴らしいメキシコ体験を楽しんでくださいね。