結婚式受付でのスマートな挨拶とご祝儀の渡し方|失礼のないマナーと流れ
結婚披露宴に招待された際、最初に通るのが「受付」です。受付は新郎新婦の友人や同僚が務めていることが多いですが、あくまで「両家の顔」として立っています。
「挨拶は何と言えばいいの?」「ご祝儀を渡すタイミングは?」など、いざその場に立つと緊張してしまうもの。受付での振る舞いは、ゲストとしての品格が表れる大切な場面です。
この記事では、受付での基本の挨拶から、ご祝儀の正しい渡し方、袱紗(ふくさ)の扱いまで、マナーのポイントを詳しく解説します。
受付に到着した際の流れと基本の挨拶
受付の列に並び、自分の番が来たら、まずは笑顔で挨拶をしましょう。
1. お祝いの言葉を述べる
受付の方の前に立ったら、まずは一礼し、お祝いの言葉を伝えます。
定番の挨拶: 「本日はおめでとうございます」
より丁寧な挨拶: 「本日は誠におめでとうございます。お招きいただきありがとうございます」
受付の方は新郎新婦の代理ですので、知人であってもタメ口やカジュアルすぎる言葉遣いは避け、丁寧な態度を心がけるのがマナーです。
2. 新郎側か新婦側かを伝える
受付が「新郎側」と「新婦側」に分かれている場合が多いため、自分がどちらのゲストであるかを名乗るとスムーズです。
例: 「新婦友人の〇〇(フルネーム)と申します」
ご祝儀を渡す正しい手順とマナー
お祝いの言葉を述べたら、次にご祝儀を渡します。ここで最も重要なのが「袱紗(ふくさ)」から取り出す動作です。
袱紗から取り出すタイミング
ご祝儀袋を裸のまま持ち歩いたり、購入時のビニール袋に入れたままにするのはNGです。必ず袱紗に包んで持参しましょう。
ご祝儀を渡す直前に、受付の方の前で袱紗を取り出し、その上で袋を扱います。
渡すときの手順
左手の上に袱紗を乗せ、右手で袱紗を開きます。
ご祝儀袋を取り出し、畳んだ袱紗の上に置きます。
受付の方から見て正面(文字が正しく読める向き)になるよう、時計回りに180度回転させます。
「心ばかりのお祝いでございます」と一言添えて、両手で丁寧に差し出します。
ポイント: 袱紗を台代わりにして渡すと、より丁寧でスマートな印象を与えます。
芳名帳(ゲストブック)の記入
ご祝儀を渡した後は、芳名帳への記入を促されます。
丁寧に記入する: 芳名帳は式が終わった後、新郎新婦が大切に保管するものです。略字などは使わず、楷書で丁寧に住所と名前を記入しましょう。
カードタイプの場合: 事前に招待状と一緒に「芳名カード」が届いている場合は、自宅で記入して持参します。受付で「こちらにお願いします」と言われた際に、ご祝儀と一緒に、あるいは記入後に手渡します。忘れてしまった場合は、その場で予備のカードに記入させてもらいましょう。
席次表の受け取りと締めくくり
すべての手続きが終わると、受付の方から席次表やプロフィールパンフレットなどが渡されます。
受け取り方: 両手で受け取り、「ありがとうございます」と会釈をします。
その後の動き: 記帳が終わったら、後ろに並んでいる方の迷惑にならないよう、速やかにロビーや待合室へ移動しましょう。
こんなときどうする?受付のQ&A
Q. 袱紗の色は何色でもいいの?
結婚式などのお祝い事では、暖色系(赤、桃、オレンジ、金など)を使用します。紫色は慶弔どちらでも使える万能色なので、一つ持っておくと便利です。紺やグレーなどの寒色系は弔事用ですので避けましょう。
Q. 連名でご祝儀を出す場合は?
代表者がまとめて渡す場合でも、受付では全員の名前を確認する必要があります。代表者がご祝儀を渡した後、全員が芳名帳に記帳するか、受付の方の案内に従って対応してください。
Q. 受付が混雑しているときは?
挨拶は手短に済ませるのがマナーです。長々と世間話をしたり、受付の友人との再会を喜んで話し込んだりするのは控え、スムーズな進行に協力しましょう。
まとめ:落ち着いた振る舞いで祝福の気持ちを
受付での一連の動作は、慣れていないと難しく感じるかもしれません。しかし、基本は「お祝いの気持ちを丁寧に伝えること」です。
おめでとうの挨拶を忘れない
ご祝儀は袱紗から出し、相手に向けて両手で渡す
記帳は丁寧に、速やかに移動する
この3つのポイントを押さえておけば、失礼のない立派なゲストとして一日をスタートさせることができます。新郎新婦の門出を祝う最初の大切な儀式、スマートな振る舞いで最高の式にしましょう。
あわせて読みたい
✅ [リンク:信頼を築く大人の嗜みと作法|挨拶から冠婚葬祭まで役立つ振る舞い]
「いざという時に困らない、大人のための基本的なマナー。相手を思いやる挨拶の仕方や、周囲に安心感を与える立ち居振る舞いのコツをこちらの記事にまとめています。」