雛人形の段ボールが壊れたらどうする?もう慌てない!ケースの代替品と収納のコツ

 

大切なお雛様をしまう段ボール箱が、気づいたらボロボロに…!「このままじゃ、来年まで保管できない!」と焦ってしまいますよね。雛人形はデリケートなものなので、収納方法には気を遣いたいものです。

もし雛人形の段ボールケースが壊れてしまっても、大丈夫!今回は、身近なものでできる代替品から、雛人形を安全に保管するための収納のコツまで、詳しくご紹介します。もう収納に悩むことなく、大切なお雛様を守ってあげましょう!

なぜ段ボールが壊れるの?収納ケースのよくあるトラブル

雛人形の段ボールケースが傷んでしまうのには、いくつかの理由があります。

  • 湿気やカビ: 押し入れやクローゼットなど、湿気が多い場所に保管していると、段ボールが湿気を吸ってフニャフニャになったり、カビが発生したりすることがあります。カビは人形にも移ってしまう可能性があるので要注意です。
  • 重さによる負荷: 複数箱を積み重ねたり、収納場所からの出し入れを繰り返したりすることで、段ボールが潰れたり破れたりすることがあります。
  • 経年劣化: 段ボールは紙製品なので、時間が経つにつれて劣化し、強度が落ちてしまいます。
  • 虫害: 段ボールは虫が卵を産み付けたり、住処にしたりする可能性があります。

これらのトラブルは、大切な雛人形の劣化にも繋がるので、早めの対処が肝心です。

段ボールの代用OK!身近なもので解決する代替品アイデア

もし段ボールが使えなくなってしまっても、慌てる必要はありません。ご家庭にあるものや、手軽に手に入るもので代用できます。

1. 布団収納袋や不織布ケース

おすすめポイント: 通気性が良く、ある程度の厚みと強度があるため、人形を優しく包んでくれます。持ち手がついているタイプも多く、持ち運びにも便利です。

使い方: 人形一体ずつを薄紙や柔らかい布で包んでから、布団収納袋や不織布ケースに入れます。特に、人形の顔や衣装が直接触れないように注意しましょう。

2. プラスチック製の衣装ケースや収納ボックス

おすすめポイント: 湿気や虫が入り込みにくく、頑丈なので積み重ねても潰れにくいのが特徴です。透明なタイプなら中身が確認できて便利。

使い方:

  1. ケースの底に除湿剤や防虫剤を置きます。
  2. 人形は必ず薄紙や布で包んでから入れましょう。特に顔は丁寧に覆い、衣装が潰れないように、ゆとりを持たせて収納します。
  3. 隙間には、新聞紙やエアキャップ(プチプチ)などを丸めて詰め、中で人形が動かないように固定します。 注意点: 通気性がないため、定期的に風通しをするか、人形用調湿剤などを活用して湿気対策をしっかり行いましょう。また、密閉性が高すぎると、かえって湿気がこもりカビの原因になることもあるので、様子を見てください。

3. クリーニングの箱や強化段ボール

おすすめポイント: クリーニング店で使われるような、衣類配送用の大きくて丈夫な段ボール箱は、一時的な代替品として有効です。また、ホームセンターなどで売られている「強化段ボール」は、通常の段ボールよりも強度が高く、耐久性があります。

使い方: 人形一体ずつを薄紙や柔らかい布で包んでから入れます。隙間を埋めて固定することも忘れずに。

4. 旅行用スーツケース(短期保管や持ち運びに)

おすすめポイント: 頑丈で持ち運びやすく、一時的な保管や実家への移動などにも使えます。

使い方: ケースに柔らかい布などを敷き詰め、人形を丁寧に包んでから収納します。

注意点: 長期保管には不向きです。また、中の温度や湿度が変化しやすいので、湿気対策は必須です。

雛人形を長持ちさせる!収納の超重要ポイント

どんな代替品を使うにしても、以下のポイントを守ることで、お雛様をより長く良い状態で保つことができます。

1. 乾燥した晴れた日にしまう

しまう時期の湿度は、人形の劣化に大きく影響します。湿度の低い、よく晴れた日を選んでしまうようにしましょう。理想は、お雛様を飾っていた期間の後に、一度よく換気をして乾燥させてからしまうことです。

2. 人形一つひとつを丁寧に包む

  • : 和紙やガーゼなどの柔らかい薄紙で、そっと包みます。油分のある紙は避けてください。
  • 衣装: 柔らかな布や薄紙で包み、型崩れしないように優しく畳むか、ゆとりを持たせて収納します。
  • 小物類: それぞれを個別に小さな袋に入れたり、薄紙で包んだりして、破損しないようにまとめておきましょう。小さなジッパー付き袋も便利です。

3. 隙間を埋めて固定する

収納ケースの中で人形が動いてしまうと、破損や型崩れの原因になります。新聞紙を丸めたり、エアキャップ(プチプチ)を使ったりして、隙間なく埋めて人形を固定しましょう。

4. 防虫剤・除湿剤を必ず入れる

人形の天敵である虫やカビ対策は必須です。

  • 防虫剤: 人形用の防虫剤を、人形に直接触れないように衣裳の隙間や箱の隅に置きましょう。他の防虫剤と混ぜて使うのは避けてください。
  • 除湿剤: シリカゲルなどの乾燥剤を箱の中に入れます。特に湿気が気になる場所で保管する場合は必須です。除湿剤は定期的に交換しましょう。

5. 保管場所を選ぶ

  • 湿気が少ない場所: 押し入れやクローゼットの中でも、できるだけ湿気の少ない上段や、風通しの良い場所を選びましょう。
  • 直射日光を避ける: 日光が当たると、人形の顔や衣装が変色・劣化する原因になります。 床に直置きしない: スノコなどを敷いて、床からの湿気を防ぐのが理想的です。

最後に

大切な雛人形は、家族の思い出が詰まったかけがえのない宝物です。段ボールが壊れてしまっても、今回ご紹介した代替品や収納のコツを参考に、焦らず丁寧にケアしてあげてくださいね。

正しい方法で保管すれば、お雛様はきっと何年も、そして世代を超えて輝き続けてくれます。毎年、お子さんやお孫さんと一緒に、美しいお雛様との再会を楽しんでください!

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