結婚の挨拶「迎える側」の準備は?親の対応から服装、お茶菓子まで徹底解説!
お子様が結婚を決めて、「相手の方を連れてご挨拶に伺います」と連絡があったら、喜びと同時に「どうお迎えすればいいんだろう?」と、ちょっぴり緊張してしまいますよね。一生に一度の大切なご挨拶だからこそ、失礼なく、そして温かく迎え入れたいものです。
今回は、お子様の結婚相手がご挨拶にいらっしゃる際に、「迎える側」の親御さんが準備すべきことを徹底解説します!当日の対応や適切な服装、お茶菓子や手土産の心遣いまで、スムーズで和やかな時間にするためのヒントをたっぷりご紹介します。
1. 迎える前に確認!お子様としっかり打ち合わせを
ご挨拶当日をスムーズに進めるためには、事前のお子様との打ち合わせが非常に重要です。
- 訪問日時と滞在時間: 何時に来て、何時頃まで滞在するのかを確認しましょう。食事を挟むのか、お茶だけなのかによって準備が変わります。
- 相手の好みやアレルギー: 相手の方の好きな食べ物や飲み物、アレルギーの有無などを聞いておきましょう。サプライズで用意できれば好印象です。
- 避けるべき話題: 政治や宗教、過度なプライベートな質問(収入など)など、デリケートな話題は避けるべきです。お子様から「これは触れない方がいい」という話題があれば、事前に共有してもらいましょう。
- 手土産の有無: 相手の方が手土産を持参される予定があるか確認し、受け取り方や渡す際の対応を考えておくとスマートです。
- 写真撮影の希望: 記念写真を撮りたい場合は、事前に伝えておくとスムーズです。相手の方も準備ができます。
2. 当日までの準備:場所、服装、手土産
当日、安心してご挨拶の時間を過ごすために、事前に準備しておきたいことをご紹介します。
2-1. ご挨拶の場所は自宅?お店?
多くの場合、自宅でご挨拶が行われますが、どちらでも構いません。
- 自宅の場合:
- メリット: リラックスした雰囲気で話せる、家庭の温かさを伝えられる。
- デメリット: 片付けや準備に手間がかかる。
- 準備: 事前に家全体を清潔に片付け、特にリビングや玄関、お手洗いなど、お客様が使う場所は念入りに掃除しましょう。生活感がありすぎず、かといって堅苦しすぎない、落ち着いた空間が理想です。
- お店の場合:
- メリット: 準備や片付けの手間がない、プロのサービスでスマートにおもてなしできる。
- デメリット: 費用がかかる、他のお客さんがいると話しにくい場合も。
- 準備: 事前に個室がある落ち着いたお店を選び、予約をしておきましょう。お子様や相手の好みに合わせたジャンルのお店を選ぶと喜ばれます。
2-2. 親御さんの服装は「清潔感」と「上品さ」を意識
服装は、相手の方への敬意を示す大切な要素です。
- 基本はセミフォーマル: 男性はスーツ(ネクタイ着用がベター)、女性はワンピースやアンサンブル、スーツなどが適しています。派手すぎず、地味すぎず、清潔感があり上品な印象を心がけましょう。
- 色味: 黒やグレーなどの落ち着いた色合いが基本ですが、淡いベージュやネイビーなども良いでしょう。
- アクセサリー: 控えめで上品なものを選びましょう。
- 自宅の場合も油断せず: 自宅だからと普段着ではなく、きちんとした服装で迎え入れることで、相手への真剣な気持ちが伝わります。
2-3. お茶菓子・飲み物・手土産の心遣い
ちょっとした心遣いが、場の雰囲気を和ませます。
- お茶菓子:
- 選び方: 個包装で分けやすく、相手の好みが分からなくても安心なものがおすすめです。季節感のある和菓子や、地元で有名なお菓子なども喜ばれます。切り分けが必要なケーキなどは避けた方がスマートです。
- 量: 少し多めに用意しておくと安心です。
- 飲み物:
- 種類: 日本茶、コーヒー、紅茶など、いくつかの選択肢を用意しておくと良いでしょう。夏場なら冷たいお茶やジュースなども。
- 提供のタイミング: 相手の方が席に着いて落ち着いた頃に「何かお飲みになりますか?」と尋ね、希望を聞いてから用意しましょう。
- 迎える側の手土産(必須ではないが喜ばれる):
- 持参する?: 相手の方が遠方からいらっしゃる場合や、お子様が事前に「手土産は持っていく」と伝えている場合は、迎える側からも用意しておくと「遠いところありがとう」「こちらこそよろしく」という気持ちが伝わり、喜ばれます。
- 品物: 相手の親御さんにも渡せるように、日持ちがして持ち運びやすい焼き菓子や、相手の地元では手に入りにくい特産品などがおすすめです。高価すぎず、かえって気を遣わせない程度の品を選びましょう。
3. 当日の対応:会話の進め方とNG行動
いよいよご挨拶当日。和やかな雰囲気を作るためのポイントです。
3-1. 温かい笑顔と丁寧な言葉遣いで迎え入れる
- 第一印象が肝心: 玄関先で温かい笑顔で迎え入れ、「遠いところ、ようこそいらっしゃいました」など、丁寧な言葉で感謝を伝えましょう。
- 上座へ案内: リビングに通したら、相手の方が上座(入り口から遠い席)に座るよう案内しましょう。
- 挨拶の言葉: 席に着いたら、まずは「この度は、〇〇(お子様の名前)がお世話になります」「本日は、遠いところお越しいただきありがとうございます」など、改めてご挨拶をしましょう。
3-2. 会話の進め方:聞き役に徹し、明るい未来を話す
- 最初は雑談から: いきなり本題に入るのではなく、天気や交通手段、相手の方の出身地の話題など、差し障りのない雑談から入ると、緊張がほぐれます。
- お子様との馴れ初めは聞いてもOK: お子様が「馴れ初めを話して良い」と承諾済みであれば、二人の出会いや思い出話を聞いてみるのも良いでしょう。
- 相手の家族や仕事について: 相手の方の家族構成や、お仕事について軽く尋ねるのは問題ありませんが、深掘りしすぎないよう注意しましょう。相手が話しやすい雰囲気を作るのが大切です。
- 「結婚」について触れる: 頃合いを見計らって、「二人が結婚を考えていると聞いて、大変嬉しく思っています」など、結婚を歓迎する言葉を伝えましょう。
- 明るい未来を話す: 二人の将来への期待や、温かく見守っていく気持ちを伝えることで、相手の方も安心感を持ちます。
3-3. これは避けたい!NG行動
- 根掘り葉掘り質問攻め: 相手のプライベート(学歴、収入、貯金、家族の病歴など)を根掘り葉掘り聞くのはタブーです。
- 相手の品定めをするような態度: 相手を試すような質問をしたり、上から目線で品定めをするような態度は絶対にNGです。
- お子様のダメ出し: 相手の前でお子様の欠点や失敗談を話すのは避けましょう。
- いきなり結婚の承諾を迫る: 相手も緊張している中で、いきなり「結婚を承諾してください」と迫るのは避けましょう。相手の親御さんのご挨拶がまだであれば、「ぜひご両親にもご挨拶に伺わせてください」とこちらから申し出る姿勢を見せるのがスマートです。
- 過剰な接待や謙遜: あまりにも過剰な接待は相手が恐縮してしまいますし、謙遜しすぎるのも逆効果になることがあります。自然体でいることが一番です。
まとめ:心からの歓迎で、二人の門出を応援しよう!
結婚の挨拶は、お子様と結婚相手、そして両家にとって、大切な第一歩となるイベントです。迎える側の親御さんがしっかりと準備をすることで、当日をスムーズに、そして心温まる時間にすることができます。
何よりも大切なのは、お二人の結婚を心から歓迎し、温かく見守っていく気持ちを伝えること。相手の方への敬意と感謝の気持ちを忘れずに、ぜひ素敵なご挨拶の場を演出してくださいね。二人の新しい門出を、家族みんなで笑顔で応援しましょう!