感情的にならずに話し合うための5つのステップ


離婚の話し合いは、感情的になりやすく、建設的な結論にたどり着くのが難しいものです。「どうしてわかってくれないの?」「なぜそんな言い方をするの?」と、冷静さを失ってしまうことも少なくありません。

でも大丈夫です。少しの工夫と意識を持つだけで、感情的にならずに話し合うための道筋が見えてきます。ここでは、円満な話し合いへと導くための具体的な5つのステップをご紹介します。


ステップ1:話し合う「日時」と「場所」を事前に決める

勢いで話し合いを始めると、お互いに心の準備ができていないまま、感情が爆発してしまうことがあります。

  • 日時:お互いに時間に余裕があり、疲れていない日を選びましょう。「今週の土曜日の午前中に30分だけ話せない?」など、具体的な時間を提示するのが効果的です。

  • 場所:自宅以外のカフェやレンタルスペースなど、中立的な場所を選ぶのも一つの手です。周りの目がある場所だと、冷静さを保ちやすくなります。


ステップ2:話し合う「テーマ」を絞る

あれもこれもと一度に話そうとすると、論点がずれて収拾がつかなくなります。

  • テーマを一つに絞る:「今日は子どものことだけ」「今週は財産分与についてだけ」と、テーマを事前に決め、それ以外の話題は持ち出さないようにしましょう。

  • 書面で共有する:話し合いたい内容を事前にメモにまとめて相手に渡すのも有効です。何について話すのかを明確にすることで、話し合いがスムーズに進みます。


ステップ3:「Iメッセージ」で気持ちを伝える

相手を責めるような言い方(Youメッセージ)は、相手の反発心を呼び起こし、話し合いをこじらせる原因になります。「あなたはいつも…」ではなく、「私は…と感じている」というIメッセージを意識しましょう。

  • Youメッセージ:「あなたはいつもお金のことに無関心だ」

  • Iメッセージ:「私は将来のお金のことで不安を感じている」

このように伝えることで、相手も耳を傾けやすくなります。


ステップ4:相手の話を最後まで「聞く」

自分の主張ばかりを一方的に話すのではなく、相手の話を最後まで聞く姿勢が大切です。

  • 相槌を打つ:「そうなんだね」「うん、わかるよ」などと相槌を打ちながら聞くことで、相手は「話を聞いてくれている」と感じ、信頼関係を保つことができます。

  • 質問する:わからないことや、もう少し詳しく知りたいことは、「具体的にはどういうこと?」と質問し、理解を深めましょう。


ステップ5:一旦「休憩」を挟む

感情が高ぶってきたと感じたら、無理に続けず、一度休憩を挟みましょう。

  • 「少し頭を冷やそう」と提案する:お互いに冷静になる時間が必要です。「少し疲れたから、続きはまた今度話そう」と切り出すことで、無理に話し合いを続ける必要がなくなります。

  • 一人になる時間を作る:一度離れて、心を落ち着かせる時間を作りましょう。そうすることで、冷静さを取り戻し、次の話し合いに臨むことができます。

これらのステップを意識して実践することで、お互いを尊重した、より建設的な話し合いができるはずです。

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